のうのうと脳のこと

手術して10ヶ月ほど経って普段の生活に少しずつ戻れてきたと思った矢先に激痛と目眩の連鎖。

久しぶりに味わうこの感じに生への執着心が僕を襲う。聴こえ始めたサイレンに安堵の気持ちもない。これから待っている拷問ともとれる苦痛が刻一刻と迫ってくる。

あぁ。。今まで少しずつやってきたことが一瞬にしてスタートラインに戻るのか。

そんなこんな思いながらタンカーへ乗せられ、永遠ともとれる同じ質問の応酬、意識が戻った時にはもう病院のベッドで横になっていた。

 

周囲が慌ただしい中、目を瞑ると走馬灯のように過去の出来事がフラッシュバックする。

それも思い出すだけで死にたくなるような僕の恥部の出来事。 

あの時、カッコつけて手を挙げたばっかりに恥かいたなとか、自分のパニック障害が初めて人の目に触れた時の周りの引いた顔、心壊れるような携帯のメッセージの文面など。

金輪際、思い出したくもない出来事ばかり。

死ぬときって本当は良い思い出が出るだろう!なんて突っ込んでいたら、まだ生きてるっていうね。

 

まだ、死なないのか。。 そんなことを考えているうちに、再手術の話を持ちかけられ、少しばかり時間をもらい今に至る。

 

どうしたものか。。。

多分また、去年の春先のように多くのことを忘れ、時間をかけて記憶を戻すんだろうな。

あの時の絶望をまた味わって、耐えられるのだろうか。

高校の頃に付きあった女性が亡くなったり、精神病院で仲良くなった奴が車に飛び込んでいったり、首を吊ろうと大きい木を探しに歩いたり、好きだった人が僕の過によっていなくなったり。。。全て初見で味わうような辛さが連鎖的にしかも強烈な痛みを伴って心にやってくる。

 

だれか助けてくれよ。。

ヒーローよ助けてくれよ。。

 

僕に希望をくれ。少しだけでも良い。

光をみせてくれ。

 

気取った不幸を演出して悦に浸っているバカが心底嫌いだ。自分なんて、私なんてと自分を卑下する奴が嫌いだ。

そんな奴らが望んでいるお涙頂戴、同情歓迎みたいなクソにもならないものなら、いくらでもやるよ。とっておきのリアルなヤツをやるよ。

 

職がなくなっても、金がなくなっても、愛した人を失い続けても、それでも生きたい。

だけど、同じ不幸を繰り返し思い出したくもない。

贅沢なこと言ってるか?

 

楽に生かせてくれよ。