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ようやく病院から出られた。

そして大阪に引っ越してきた。

何にもない殺風景な部屋に布団だけをひいて眠りにつく。

何処に行っても何にも変わらない。

 

よく、環境を変えれば物事が変わるというが、人間自身は何にも変わらない。

変わる、変えると思って何かに取り組んでも性根が狂っていたら何にも変わらない。

 

そんなことを痛感した。

結局、最期は自分なのだから。誰かに何かを求めるなんて生き方は馬鹿げている。

 

脳腫瘍を摘出してから、身体が色々と狂い始めた。

それにもようやく慣れ始めた。

片目は失ったけれど、それで見える世界もある。

良いことか悪いことか、そこそこの事があっても全く動じなくなった。というか、気にならなくなった。

 

入院中、いつの間にか知らない事で色々な人が怒っていた。何をしたのか自覚はないけれど。

 

いきなり怒鳴り声をあげるかのような文が送られてきたり、奇声のような泣き声を聴かされたり、挙げ句のはてには殺すとまで言われたよ。

ウケる。

殺さなくても時期に死ぬから大丈夫よ。