旅の終わりに

この街を出る準備は終わった。

この街で出会った人々にもう正直会うことはないだろう。

人の出会いによって人は大きく変わる。

僕も変わった。

あの人、この人、色々な人に出会い色々な事を学んだ。

別れとは悲しいこととは限らない。

死ぬことによる別れは、死なれた方が悲しいかもしれないけれど、死ぬ方からしたら、対したことではないのだと思う。

もう会うことはないし、気にかける必要もない。

それはきっと楽なことなんだろう。

無の世界はきっと楽なんだろう。

 

第一、僕が死んだところで悲しむ奴はいるのだろうか。

こんな状況でも26年間は生きてきたんだ。数人程度はいるか。

逆に喜ぶものもいるだろう。逆にこっちの方が多いか。

○○、○○○、○○○○、○○○..........

 

僕は、僕の知らないところでまた一人、傷つけてしまったみたいだ。

その人にしてみれば近い将来、馬鹿げた話だったなと振り替えるだろう。

僕のいない未来はきっと笑えるだろうから。

 

普段は鳴らない風鈴が今日はやけに鳴り、落ちて粉々になった。

これは何かのお告げか。。。

それとも、迎えか。。。

 

目眩を振り切り、血を吐き出し、涙を流しながらトイレの中で悶え過ごす。こんな生活を毎日過ごすって結構ヤバイぜ。

少しでもハイになって眠りにつこう。

アスピリン精神安定剤を摂取して。

 

目が覚めたとき、そこが無の世界であればいいのに。そんなことを思いながら、眠りにつく。この世の終わりをそこにみたい。