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夜をこえて

夜が更け、朝を待つこの時間。

最近の私は誰もいない公園へ出掛ける。

不審者に間違われ、警察官に職務質問を受けることもしばしば。

何をしているのかと毎回、聞かれ適当な返しをしてその場をしのいでいる。

何か用があって夜中に公園をぶらつく奴なんてそうそういるもんではないのにね。

 

本心はというと答えをさがしている。

これからどうするのか。どうして生きていこうか。

いずれ働けなくなり、自らお金稼ぐこともできなくなるだろう。

何に頼って生きていくのか。

そう思うと、まだ自分でけりがつけられるうちに死のうと考える。

 

手術をしたところで回復するのかしないのかわからないのに。

そのよく解らない状況にお金を出すのは何だか気が引ける。

医療費に奨学金、その他もろもろかかる費用を考えると、自分の財力ではもう耐えられないところにまできている。

 

あぁーあ。困ったな。

いつの間にか貧困だ。

 

誰かとどこかへ行って、美味しいものを食べ、気の向くまま過ごしていた時の余裕なんてものはもう何処にもない。死にたい。

 

はっはっはっは。。。

 

 

 

自分の意見が日に日に変わって困る。

死にたいと思う日もあれば、死ぬ理由がどうこうと模索する日もある。勿論生きていたいと思うことも。

 

しかしながら、この3日間は皆が笑い幸せを感じる日々なのだろう。天皇陛下様も粋な日にお産まれになったものだ。

人生とは、恋とは、愛とは良いものだ。そんな大衆の意見と街のムードが重なりあい、降ってもいない雪が、自ずと街に降り積もる様子が伺える。

 

病室の窓から見える景色はクリスマスというフィルターがかかり魅力的なものへと変わる。

ただ、自分がいるこの部屋は、白い壁に薄緑のカーテンで仕切られていて、街の光がチカチカと目まぐるしく入る混んでくるだけ。

腕にはバーコードが記載されたバンドがまかれ、何かに支配されているような気持ちだ。

 

先ほど、隣の病室では知らない誰かが息をひきとりどこかへ運ばれていった。

 

誰かのすすり泣く声と、夜勤のナースさんがばたはだと動く音だけが、静かな病院に聞こえている。

この薄気味悪い雰囲気が嫌で嫌で、病院を出て家に帰ってきた。

 

 

 

人の泣いている姿や、悲しそうな顔、わめく声が大嫌いだ。哀れみを持つなんてヘドがでる。

今までお付き合いをした女性、全員を自分のせいで何かしら悲しませ、涙を流し怒らせてしまったことがある。

その時の声や姿、佇まいが怖くて仕方なかった。

なぜそんなにも他人に責められなければならないのか。なぜそんなにも声を張って詰めてくるのだろうか。

よくよく考えれば解ることだった。他人に心配されるなんて自分が思っていなかったから。

心配かけてごめん と謝っていれば何とかなるだろうと当時の僕は思っていた。

それも度が過ぎ、皆去っていった。

今思えばそれがその人たちにとって一番優れた選択だ。

 

先日、元カノの女性が誰から聞いたのか、僕が住む病室に来ては、哀れむような目で見舞いに来た。

今の病状や生活状況など根掘り葉掘り聞いては、君は大丈夫だから と何とも根拠の無い事を言って帰っていった。

 

「私の元カレ、原因不明の病気で死ぬんだって  めっちゃウケる(笑)」位の会話をしながらお酒の席の話題にでもするんだろうね。

 

死んだときには、インスタグラムに意味深な白黒の写真でもあげてR.I.P.なんてタグをつけられるに決まってる。

元カレの死に悲しむ私を見て!! 位の好感度アップ作戦に使われるのだろう。

最高じゃないか。死人からもまだ、何か搾取しようとする心意気。

 

それぐらいしないと面白くないよ。

 

話が2点にも3点にも転がったのでここにて終了

 

R.I.P. りく