Last Dance

短くて、長い生活もあと少し。

今年は行けないと思っていたフジロックに行くことができる。

リハビリも頑張ったからね。

今年で行き納め。十分遊んだよ。何年も何年も良い時間を過ごさせてもらった。

ありがたい。本当、辛い思いをしている時もあそこにいる時間は幸せで。

誰にも責められることはないし、誰にもいい詰められることもない。

そんな素敵な時間をありがとう。今年もよろしく頼むよ。

 

来年の今頃はどうしているだろうか?

どこにいるのだろうか・・・

もしくはどこにもいないのかもしれない。

 

何もしなくても時間はすぎる。

だったら最後に盛大に踊ろうではないか。

灰になる前にHighになる。なんてね。

 

つもりに積もった借金もようやく返済できた。

少しばかり余裕ができた。

今できるやり残したことをやろう。。なんて思うか。バカ。

 

普通に、ごく普通に。

人間が人の生死をどうこうしようなど痴がましい。

27

 

よく頑張ったな。俺。

 

20/27は辛いかったけどさ。

7/27はほどほどに楽しかったよ。

残りも頼むね。

 

あとさ。。。。。

 

 

 

返せ

全て返せ。

今まであったもの、できたこと全て返せ。

僕は戻りたいんだ。あの頃に、あの時に。

やりたいことがあるんだ。出来なかった事をやらないといけないんだ。

今じゃなきゃダメなんだ。時間がないんだ。

 

今もまだ引きずってるよ。この1年間ずっと。長く深く強く入り込んでいる。時が経てば良くなると思っていたよ。時が経てば経つほど、この暗闇は膨れ上がってくる。

ここ一年の間、ふとした瞬間に、心臓を鷲掴みされたような辛く苦しい瞬間がくる。

メンタルの弱さが原因なのか、それとも脳腫瘍のせいなのか。

何はともあれ時期的にも最後に貰ったもの。

 

この苦しみと激しい動悸はなんなんだ。

今まで自覚症状はあったものの、無視していたけれど、検診時に症状がでてくるやいなや、あまりの心拍数の高さに医者が下した診断は狭心症。。

ウケる。。。。

 

次から次へと何でもかんでも病気だな。

術中にはまったとはこの事だよ。

搾取も甚だしい。

そんで、全て原因不明。。。

ウケる。。

 

おいおい。。。おれは一体、1回にどれだけの薬を飲むんだい。

ウケる。。。。。。。。

 

あーあ。。

おれは何処に。。

 

街を歩く

街と町、村と郡、それぞれ何が違うのか。

そんな考えれば解るようなことだけれど、実際に歩くことでその違いを肌で感じることができる。

目に見えるものが全てではないことを、片目を失った今だからこそ、匂いや温度や風の感触に敏感になった。

 

つい先日まで病院のベッドで横たわっていたけれど、最近は自らの足で今まで通りとまでは言えないが、歩けるようになった。

自分では結構満足している。

 

知ってる街の知らないところを探して歩く。今の自分にとってはそれだけでもじゅうぶんに楽しい。

ふらっと入ったカフェにはマッキントッシュのアンプと大きな古いスピーカーがあって、そこから流れるレコードが何とも気持ちがいい。

 

イヤホンで音楽を聴くことが出来ないから、こうして程よいボリュームで綺麗な音質の音楽を聴けるのはとても嬉しい。

 

そこから流れる風街ロマンは夏目前のこの時季の昼下がりにはぴったりだ。

 

本当、いつぶりだろうかこんなにも心から癒されたのは。

そんときばかりはこの辛い状態を忘れることができる。

 

そして、家に戻る。

玄関を越えた先で現実に戻される。

大量の薬と補助器具が床に散乱している。

 

現実こそ夢であれ。

 

救いの手を待っている。

僕から闇を消し去ってくれるヒーロー待ち焦がれている。

 

 

 

深く青い

ころころと転がり続けた結果がこの有り様。

僕はこれからどれくらいの間こんな生活をするのだろう。

周りは色々変わったというのに。

 

ざまぁねーな。

 

ようやく、薬にも慣れてきたところで、副作用が出てきた。

つくづく運のない。運にも人にも見放されたものだ。

 

飲めば飲むほど目眩も動悸も吐き気もくる。

全身に出てきた斑点はまるで身を隠すための迷彩模様の様。

 

普通っていいな。

普通に生活できるっていいな。

普通に働いて、普通に飯食って、普通に酒飲んで、普通に恋をして、普通にセックスして。

羨ましいよ。

そんな普通のことができているのに、不幸だと嘆く君はなんて贅沢なんだろうか。

 

海の底に沈んでいくように、目の前から光が消えていく。

そうして左目は機能を失った。

黒い瞳は今では色素を無くし灰色をしている。

 

どこまでも深い。

この念はどこまでも深い。

この嫉妬心はどこまでも深い。

この黒はどこまでも深い。

D

ようやく病院から出られた。

そして大阪に引っ越してきた。

何にもない殺風景な部屋に布団だけをひいて眠りにつく。

何処に行っても何にも変わらない。

 

よく、環境を変えれば物事が変わるというが、人間自身は何にも変わらない。

変わる、変えると思って何かに取り組んでも性根が狂っていたら何にも変わらない。

 

そんなことを痛感した。

結局、最期は自分なのだから。誰かに何かを求めるなんて生き方は馬鹿げている。

 

脳腫瘍を摘出してから、身体が色々と狂い始めた。

それにもようやく慣れ始めた。

片目は失ったけれど、それで見える世界もある。

良いことか悪いことか、そこそこの事があっても全く動じなくなった。というか、気にならなくなった。

 

入院中、いつの間にか知らない事で色々な人が怒っていた。何をしたのか自覚はないけれど。

 

いきなり怒鳴り声をあげるかのような文が送られてきたり、奇声のような泣き声を聴かされたり、挙げ句のはてには殺すとまで言われたよ。

ウケる。

殺さなくても時期に死ぬから大丈夫よ。

 

この憤りは何処へぶつければいい?

この虚しさは何で埋めたらいい?

この悲しみは何に変えられる?

 

この世には幸せな人もいれば、不幸な人もいる。不幸を装ってる幸せな人もいれば、幸せを装ってる不幸の人もいる。

君はどれ?

 

片目を失っても、もう片目があるから大丈夫と思えるかい?

当たり前に見えていたものが見えなくなった今、それは不幸かい?

当たり前に出来ていたことが出来なくなった今、それは不幸かい?

 

これは事実か?

ほんとうか?

 

 

2つあったものが1つになった。

それはとても不安定なこと。

それはとても怖いこと。

 

文字を打つのも一苦労。

眠りにつくのも、起きるのも、立つことも、食べることも全てが苦労だ。

 

残り僅かな人生、そろそろここを出よう。

誰かが寄り添ってくれるわけもなく、自分はこの世を去る。

 

早く死なないかな。

どうせなら僕を刺せよ。

楽にしてくれよ。

頼むよ。楽にしてくれよ。

 

殺してくれ。

back to the life

世界が起きる。

ようやく今までの記憶が少しづつ戻ってきた。

断片的ではあるが、その人との関係性や、自分が好きなこと。

ただ、もう少し時間がかかりそうだ。

 

 

今日、術後初めてこのサイトを開いた。まぎれもなく僕のブログだ。

このブログに、どのようなことを書いていたのか、正直覚えていないが

僕の心のモヤモヤを書いていたのは事実のようだ。

 

一つ二つ読み返したみたが、心の闇の深さを認めた上で

ここを僕のはけ口の場所とし、唯一正直に物事を書き綴った場所だったのだと

理解した時は、虚しくなった。

僕の理解者は誰もいないのかと。

 

手術前に自分で貼ったであろうポストイットには

手術を終えたことをと誰々へ連絡するとだけ書かれていた。

正直、その誰々が誰なのかも、ここがどこなのかも、

僕自身が誰なのかも解らない状態だった。

視界すらもうっすらとしか見えず、左足はビクともしない。

何がどうなっているのか僕は知りたかった。

どうして?何?がという気落ちが先走ってしまったけれど、

電話口の女性は優しい声をしていた。

その女性が誰なのか知ったのはそれから4日後のことだったけれど。

 

術後、二日目からは日々、記憶を探すための自分への問いかけを勝手にしていた。

心臓が破裂しそうなほど苦しかった、一つ一つ思い出すたびに涙が出た。

怖かった。自分がどんな人間なのか思い出すのは僕には耐えられなかった。

 

一つ一つ、ゆっくりでいいよと側にいた女性もまた、誰だか解らない。

なぜ、この部屋にいて、なぜ僕に話しかけてくるのか。

毎日のようにやってきては、たわいもないことを僕に話してくる。

 

君は僕の恋人なのか?

そう問いかけてみるも首を横に振り、ただ側にいるだけと答える。

混乱とはこのことだ。

ただ、その子が聞かせてくれたラジオ番組はとても面白かった。

僕の好きな番組。僕の好きな人が話している番組。

僕の好きな人が聞いている番組。

そんな僕の好きなが詰まっている番組だと教えてくれた。

 

僕はこのまま生きていても良いのだろうか?

死を選ぶべきだったのではないだろうか?

 

このままでは僕は何もできないよ。

 

無意味だなぁ